「海外でライセンス取得!その後どうすればいい?」「アドバンスコースはすぐ受けた方がいいの?」「ライセンス取得後ブランク空いて全部忘れた!潜れるかな?」
Cカード取得したのはいいけれど・・・
ライセンスを取得後、いよいよこれからファンダイブに参加する方の中には、
正直まだ自信がない、海外で取得したので国内事情がわからない、自分に合ったダイビングショップどこがいいかわからない、どうせならスキルアップしたい・・・などと、
なにかしら迷ってるか、オススメを知りたい方も多いかもしれませんね?
Cカード取得後の初めてのファンダイビングは、その後のダイバー人生を大きく左右するといっても過言ではない貴重なもので、
中には、何も知らないまま初めてのファンダイブに参加して怖い思いをした、という話も実際よく聞くことです。
ここでは、Cカード取得したての方が、遠回りせずスムーズにダイビングを楽しめるようになる方法を、いくつかの事例も紹介しながらわかりやすく案内いたします。
いよいよダイバーとして水中世界を満喫する時がやってきましたね!せっかく始めたダイビング、どうせならより楽しくより冒険的なものにしたいですよね。是非参考にしてみてくださいね~
海外で取得した方が陥る罠
海外の南の島でダイビングライセンスを取る方は多いです。
熱帯域でのダイビングはとても水温が高く快適だったり、国やエリアによってはとてもサービスが良く、何のストレスも感じず手軽にCカードを受取ることもできます。
しかし、海外でのダイビングは、熱帯の海という環境的な違い以外にも、その国やダイビングショップまたインストラクターによって、サービスや考え方において日本国内とは大きく異なっていることがあります。
海外と国内の異なるダイビング事情
たとえば人気のセブ島など、ウェットスーツの種類やウェイト量の違いはもちろん、器材のセッティングや着脱など全てスタッフがやってくれたり(殿様・お姫様ダイブとも呼んでますw)、独特な様式のボートなのでエントリーエキジット方法も独特だったりと、
国内の人気スポットである伊豆や和歌山また沖縄などでのダイビングとは全く異なっている点が多いです。
とくに、冬季に南の島でダイビングライセンスを取り、日本国内でGWあたりからダイビングを始めようとしてる方は、
- 水温や透明度また生物など環境的な違い
- 使用スーツによるウェイト量の違い
- 使用器材が変わることによる操作の違い
- ショップが変わることによる雰囲気や様式の違い
など、同じダイビングでもいろいろなものが異なっていて、そのギャップにダイビングの良いイメージが崩れてしまったり、国内で続けることに不安を感じてしまったりすることもよくあることです。
海外リゾートで取得した方が最初に潜るなら
Cカード取得後にまたそのショップその場所で潜ることがベストではありますが、海外だとなかなかそういうわけにもいきませんよね?
だとしたら、以下の方法であれば環境的なギャップやダイビングの違いによる、不快的感や不安感を極力抑えることができるのでおすすめします。
- 水温の高いエリアで潜る
- 海が遠い方なら近くの都市型ショップを利用
水温の高い場所で潜る
もし時期的に水温が高い時期(伊豆8~10月・和歌山7~10月・沖縄6~11月)であれば、海外との大きな違いはそれほどありません。
たとえばGWの5月は、国内どのポイントも水温は冬と同じで、沖縄ですらその水温の冷たさにびっくりしてしまいます。
可能であれば、水温が高い場所へでかけて潜ることで、水温の冷たさに震えることなく、またスーツやウェイト量の違いに困惑することもないはずです。
都市型ショップを利用する
もし、海から遠いところにお住まいであれば、近くにある都市型ショップを探して訪ねてみるとよいでしょう。
なぜなら、都市型ショップは現地型と違い、冬季や水温が低い時期でも、暖かい海へのツアーや寒冷用スーツのレンタルや講習も行っているからです。
また、近くに馴染みの店を持つことは、身近なダイビング仲間もできるので、そういった面でもオススメですよ。
沖縄でライセンスを取得した方なら
沖縄の場合、夏の観光シーズンである5-10月にライセンス取得する方が多いです。
講習で潜った沖縄の海に、とても良い印象を受けた方なら、きっとまた沖縄の海でファンダイブをしてみたいと思うでしょうね。
沖縄でCカード取得後のおすすめダイバーズライフは2つ
沖縄でライセンスを取った方を、またいつでも沖縄に行ける方とそうでない方とに分けて、取得後のダイビングの楽しみ方オススメを案内します。
沖縄へ定期的に行ける方なら
もしあなたが沖縄へしょっちゅう行ける方なら、沖縄で行きつけのショップをいくつか作ること。
利点は以下です。
- リーズナブル
- 海がキレイ
- 安心できる
沖縄のダイビングはトータル的に安いです。
沖縄へは全国の各空港から毎日のようにフライトがあり、LCCを利用すればとても安く行けます。
また、沖縄での宿泊は本土に比べ安いところも多く、ショップによってはゲストハウスも併設していて、ダイビング 利用だと宿泊無料のところも。
そして、沖縄はダイビング 料金が安く設定されているところが殆どなので、ダイビング を含めたトータル的にかかるお金が少なくて済み、ダイビング1本あたりにかかる料金を抑えることができます。
浮いたお金を、ステップアップや次のダイビングに回すことができるので、沖縄へ通ってダイビングを続けるのはとても理想的なパターンとなります。
沖縄の海は透明度が世界トップレベル
海外も国内も、ダイビングスポットはその海況にシーズナリティがあります。
沖縄も季節により、風向きや気温など場所によってダイビングに適さない場合もあります。
しかし、沖縄は島なので地形的に多様性があり、台風直撃でもない限り、どこかしらでは潜れるといった安定感があります。
そして、沖縄は透明度が高い「黒潮」が常に当たっているという、ダイビングには絶好の条件が揃っています。
いつ行っても潜れて、水中がいつも透明な沖縄なら、とくに初心者であればストレスなくダイビングを楽しむことができますよ。
沖縄に行きつけのショップがあるメリット
沖縄に限らず、いつも同じ環境で潜ることには以下のメリットがあります。
- 自分の基準ができる
- 顔馴染みとなる
同じ状況や同じ器材のパターンで潜ることで、自分の適正ウエイト量がわかったり、潜行やエントリーエキジットに慣れるので、もし状況が変わったとしてもそれを応用していくことができるようになります。
また、ショップスタッフや他のゲストダイバーなどと馴染みになり、気持ち的に楽になることって、ダイビング続けるにおいては大切なことなんですよ^ ^
沖縄へなかなか行けない人なら
仕事や家庭の事情などで、沖縄へはそう簡単に行けない方であれば以下がオススメです。
- 海が遠い方・・・都市型ダイビングショップを利用する
- 潜水エリアへ自力で行ける方・・・現地ダイビングサービスを利用する
駅や自宅近くのダイビングショップなら手軽に潜れます
たいてい国内の主要駅の近く、もしくは自宅からほど近いところには、ライセンス取得からダイビングツアーまたステップアップコースや器材販売など、トータル的なサービスを提供する「都市型ショップ」というものがあるものです。
そのショップへ行きさえすれば、手間や移動の労力もなく全ておまかせでダイビングを楽しむことができるので、オススメできます。
しかし、都市型ショップもその店のポリシーや営業方針の違いで、その方にとって「合う合わない」というものもあったり、またダイビングツアーや器材など、ネットで調べた格安価格などと比べて高い場合が多いです。
ただ、身近な場所に信頼できるショップがあればなにかと便利だし、馴染みになって気の合うダイビング仲間が見つけられれば、一生のお付き合いになることさえあるのです。
ぜひお近くのダイビングショップ探してみることお勧めします。
現地型ダイブサービス利用なら旬の海をじっくり潜れます
たとえば、東京の方などであれば、電車1本で行ける三浦半島や伊豆半島には、個人ダイバーや都市型ショップの団体などを受入れて、施設利用やタンクの貸出また水中のガイドサービスを行う「現地型ダイビングサービス」があります。
現地型ダイビングサービスは、漁協が運営していたり、お洒落なマリーナを利用しているところなど、ぱっと見から雰囲気その他かなり違いがありますが、国内であればどこのサービスにおいても、基本的な設備は整っているので安心できます。
現地型のいいところは、ダイビング代が都市型ショップより安価な点もありますが、そこの海を潜りつくしている現地ガイドが、その時期ならではでそこの海でしか会えない生物や生態などを、ピンポイントで案内してくれる点です。
もしあなたが、生物や水中写真などに興味があるならば、現地型ダイビングサービスを利用した「ホームポイント」をつくることをオススメします。四季を通してそこの海で潜ることで、水中世界やダイビングスキルなどいろんなことを学ぶことができます。
しかし昨今の現地型サービスは、運営上の事情により水中ガイドサービスを行わないところが増えてきて、個人ダイバーが利用できる現地サービスはとても少なくなってきてるのも事実です。
でもそういったところの近くには、個人ダイバーを受入れて現地のガイドサービスを行う、都市型と現地型の中間的なスタイルのショップもありますので、利用してみることお勧めします。
ライセンス取得後ブランクのある方は
これ心配する方多いですね!
たとえばクルマの免許も、取得後何年も経ってしまうと、とても不安ですよね?
ダイビングも、器材セッティングやウェイト量の調節、また潜行や耳抜きマスククリアーなど、少しでも不安を抱えている方だと、実際ダイビングではその不安がストレスとなり、楽しめるどころか最悪トラブルや事故にも繋がりかねません。
リフレッシュコースのすすめ
ブランクダイバーにおすすめなのは、水慣れと基本スキルの確認を、足の立つところからすることができるリフレッシュコース(各指導団体やショップにて名称は様々)を受けること。
冬季や海に遠い方なら近くの温水プールで、また近くに潜れる海があるなら、現地のダイビングサービスに尋ねてみると良いでしょう。
アドバンスコースはすぐ受けたほうがいい?
指導団体により多少の違いはありますが、
PADIの場合だと、オープンウォーター(OW)コースの上の認定ランクであるアドバンスドオープンウォーター(AOW)コースは、それぞれ違った5つのアドベンチャーダイビング(ディープとナビゲーションは必須)を修了することで、知識と経験の幅を身に着ける目的となっています。
上手になってからでないとアドバンスは受けれない?
たとえば、自動車免許取立ての方が、不慣れな車で首都高を通ってドライブへ行くとしたら、不安がいっぱいでとても楽しむことはできませんよね?
ダイビングも、ポイントにより、OWコースで潜った時とは違った環境だった場合、ストレスやドキドキ感で、せっかくの水中世界を楽しめないどころか、危険な事となる場合すらあります。
アドバンスコースでは、OWとは違ったダイビングを各1本ずつ「つまみ食い」の如く経験する内容なので、基本的にはOWコースを修了した後に、すぐ参加しても問題はありません。
ただし、OWコース終了した時点で、浮力コントロールスキルやフィンワークなどまだ自信が無かったり、Cカード取得後にブランクが開いてしまった場合は、より楽しくストレスなくスキルを身に着けるためにも、少し慣れてから参加した方が良い場合もあります。
アドバンスだと18M~30Mまで潜れる?
OWカードを取得してすぐの人から「アドバンスコース受ければ30Mいっていいの?」とよく聞かれることがあります。
そもそも、アドバンスコースでのDEEPダイブは、簡単なレクチャーと深場のダイビングを1回「体験」するだけではあります。
実際に潜るポイントによっては、潜行浮上のスキルや流れに対応するスキルが求められたり、エア消費量の問題もあるため、アドバンスカードを持っているからと言って、誰でもすぐ上級者と一緒に30Mまで潜れるかと聞かれたら、NOと答えざるを得ません。
また、ショップ側の立場で言うと、もしDEEPダイブのレクチャーを受けてない人を深いポイントへ案内して、そこでなにか事故が起きてしまった場合は、賠償責任が発生してしまうという事情があるため、「アドバンスを取れば深いところもOK」と表現しているところも多いです。