「なんだか息苦しくて上がりたかった」「マスクに水入ってきてパニクった」「あもど~したらいいかわからずジタバタ」

体験コースやライセンス取得コース、また初心者やブランクダイバーでも、水中で怖い思いを一度や二度経験ある方は実は多いんですよ。

まっきー

あきらめずにトライする「チャレンジ精神」あるひと私は大好きです!
ここでは、水中で怖い思いをした方が、またそのような事にならないための、とても簡単で誰でもすぐできるコツと注意点をわかりやすく説明します。
大丈夫、克服できますから^^

ダイビングで怖い思いをする原因ってこんなこと

水中や水面で起こる「怖い」と感じる事柄ってたいていは

  • なんかもう息苦しい
  • 水を飲んでしまった
  • むせって呼吸できなくなった
  • マスクに水が入ってきた
  • 水から上がりたい衝動に

こういったことで起こることが多いです。

しかし、これらは単なるキッカケや結果であり、それらを引き起こしたおおもとの原因はあるのです。

たとえば、担当インストラクターの説明不足だったり、逆に説明が多すぎてチンプンカンプンだったり、要点を意識せず余計なことに気を取られたり、それ以外にも、海が荒かったり寒かったりといった環境的なことや、力が入りすぎてたり、体力的にきつく息が上がってしまうなどフィジカル的な面もあります・・・

水中でパニクってしまう原因は必ずあり、それは事前に知っておくことで簡単に回避することはできます。

言えることは、水中でなにも「意識」せず陸上にいる時のような感覚でいると、すぐパニクることが起こりうるということ。

あ「イントラの顔が怖かった」っていうのは成す術がないですからねーw

水中でパニクらないコツ、じつは意外と簡単な事なんです!

そもそも水中や水面で怖いと思うのは人間の本能として備わった正常な感覚です。

しかし、人間は学習そして経験することでその感覚を克服することができるのも事実。

まっきー

じつはいまインストラクターをしている私も、子供のころは水が怖くプール入ることもできず、洗面器に顔付けて練習したりしてたんですよ!

パニックというのは、「息ができなくなるんじゃないか?」という不安を、理性で抑えることができなくなったときにおこる本能的な防衛反応です。

パニックになった人が、水中や水面にて具体的にすることは、すべての事を放棄して一心不乱に水から上がろう上がろうとすること。

スキューバダイビングは安全な理由があります

幸い、スキューバダイビングのレギュレーター(呼吸装置)は、たとえどんな壊れ方をしてもまず空気が吸える方法があり(ライセンスコースでは学びます)、それを知っていれば呼吸ができなくなることはまずありえません。

水中での呼吸のしかたが大事

ただし、マウスピースからの空気の吸い方吐き方にはちょっとしたコツがあり、それを知らないだけで、とたんに息苦しくなってしまうのも事実です。マウスピースの形状やその方の体格や口の大きさによっても、適切な呼吸のしかたもあるんです。そういうことはマニュアルにも載ってなくネットにも出てきません。

ダイビングでパニクらない最低限のコツはまずこの3つです。

  • レギュレーターからの呼吸法を知ること
  • ダイビング中その呼吸法を意識しておくこと
  • 何があってもレギュレーターからしっかり呼吸する

たとえマスクに水が入ろうとも鼻から水を吸ってしまおうとも(それをクリアする練習はします)、ここさえしっかり意識しておけば、大事には至りません。大丈夫です。

もしパニクりそうな感じがしたら

潜ってて「なんか不安~」「なんだか水面に上がりたくなってきた~」っという感じがしてきたら、それはある大切なことができてないサインです!そのままでいるとやがてはパニックになるので要注意です。

なんか不安、なんだか怖い、というのは正しい呼吸ができてなく、すこし酸欠気味になってることによる原因が多いんです。

人間はどうしても陸上の感覚を水中に持ち込みがちです。水中ではフワフワするのが基本なのですが、なんとか体が安定させようと不必要な動作をすることで、動き過ぎにより酸欠状態が引き起こされます。

そうなってしまうと、

【動きすぎ→息苦しい→不安になり呼吸が乱れる→さらに息苦しく→パニック】

といった負の連鎖に陥ってしまいます。

そうなってしまう前に、いったんリセットし適切な呼吸や平常心を取り戻すための対処法は以下となり、スキューバダイビングの超基本スキルにもなってます。

  1. 全ての動きをシャットダウン
  2. 掴めるものがあれば掴まって体を安定させる
  3. 肺の空気を全て吐ききりゆっくり深呼吸
  4. 落着くまで維持

インストラクターへそれを伝えるハンドシグナルは、
まず手のひらを正面に向けストップの合図、そして手のひらを下に向け小刻みに捻るトラブルの合図となります。あらかじめそのような事が合ったら、そのハンドシグナルを示す旨をインストラクターと事前に確認しておけば安心です。

あーもうパニック!その時することはたった1つだけ

たとえばもうにっちもさっちもいかなくなり、インストラクターもこちらに気がついてなく、もう限界~!っとなってしまった場合、

最低限覚えといてもらいたいことは、くわえてるレギュレーターだけは外さない事。

それだけでいいですよ。

マニュアルに書いてない「水中で怖くならないコツ」とは

いままで延べ数千人のダイバーを見てきた私が言えることは、なにか不安感やストレスを感じている方は、精神的に内に向かってしまい、視野が狭くなり体が縮こまることでさらにバランスが崩れ、体勢が乱れそれを立て直すために余計な力が入り酸欠になり・・・・といった連鎖に陥ります。

それを避けるコツとしては

  • ダラ~~ンと脱力
  • 身体(特に足首と膝)を伸ば
  • 顔をグッと上げ視野を広くする
  • 呼吸はスゥ~~~~ッと吐ききる

これだけを意識していれば、たいていは息苦しさや不安感を感じるリスクを無くすことができます。

まっきー

水中ではまず「脱力」がカギ。そして身体をのばしながら、顔を上げ視野を広くし、
呼吸はレギュレーターから慎重に吸い、レギュレーターの中へフゥ~と吹き入れるように吐きます。
それらを水中でときどき意識してさえいれば大丈夫。
水中で落着いた気持でいられる時間が長ければ長いほど、安心できた回数が多ければ多いほど、気がついたら水中での恐怖心はどこかへ行ってしまうものですよ~それ経験してるダイバーけっこういるはず。
なので、怖い思いをした方でも、またトライしてみること私は賛成なのです^^

普段日常でできる練習法とは

水中で、とくに呼吸において陸上と大きく違う点は「口呼吸」であること。

その口呼吸を意識してないと、水中で鼻を使った呼吸をしてしまいがちです。

そうすると、マスクがずり上がってマスクに水が入ってきたり、それを鼻から吸い込んでむせってしまったり、息を吐ききれず苦しくなってしまったりと、パニックとなる大きな原因となります。

それを克服できる、普段からできる練習としては、以下の方法があります。

  • 鼻から吸って鼻から吐く
  • 鼻から吸って口から吐く
  • 口から吸って鼻から吐く
  • 口から吸って口から吐く

以上を意識して明確にできるようにしておくこと。
できれば口を半開きにした状態で、確実にできるようになればベストです。

これができれば、スキューバでの基本呼吸や、マスクに水が入ってしまった時の対処法(講習で学びます)がすぐできるようになります。

キレイな水中で可愛い生き物たちと一緒にいるのイメージしながらやることオススメです^^

ぜひ仕事中や家事の途中にでもコッソリやってみてくださいね~

それでも怖いと感じるなら

「そうは言っても怖いなぁ・・・」「あの得も言われぬ怖さ本当に解消できる?」

上でも述べましたが、まず水中が怖いのは人間の本能ですので、そこまで心配しなくとも大丈夫^^

最初は恐怖感と違和感ありありかと思いますが、少しずつ繰り返しながら慣れることで徐々に怖さは薄らいでゆくものです。

ただ皆さんそれぞれ、それまでの経験値・運動能力・練習にかけれる時間・潜水地の環境・器材・その他・・・と、いろんな要素に違いがあり、慣れるまでに時間がかかってしまうのもよくあること。

  • まったく初めて
  • 運動音痴
  • 背の立つところからがいい
  • 他を気にせず練習したい

もしこんなこと思ってるなら、ぜひ沖縄いらしてください^^
穏やかで安心できる海にて、背の立つところからノ~ンビリと簡単なコツを少しずつクリアし、リラックスできる時間を長~くとることで、怖さを解消していきます。
完全マンツーマンですのでご安心を!

まとめ

水中でのえも言われぬ恐怖感とその克服法として、

  • 人間の本能で正しい機能である
  • ちゃんと原因がある
  • その原因はちょっとしたこと
  • 怖くならない簡単なコツがある
  • もし怖くなったらすべきことがある
  • 最悪でも一つのこと覚えとけばOK
  • 日ごろの練習やイメージも有効

ざっとこんな感じにまとめてみました。

でも水中で怖く感じる原因ってここに書いたことだけではなく、これ読んでくれた方のなかには当てはまらないこともあるかもしれません。

そしてそれは、誰にでも起こることも考えられますし、決して恥ずかしいことでもなんでもありません!

それでもどうしても不安があるなら、ぜひお問合せ下さいね。

大丈夫、克服できますよ^^

まっきー

じつはまだまだいろんなパターンがあり、それぞれ対処法と予防法があります。大切なのは、それを見過ごさないで、インストラクターにちゃんと伝え、それを克服する方法を試してみて、問題を一つずつクリアしていくことです。水中世界をストレスなく楽しみたいって方なら、そのヤル気が原動力となり必ず克服することができる事、私が保証します!なんでも言ってくださいね。