「飛行機預け荷物20キロ以内に収まるかな?」「腰痛だけどダイビングできる?」
ダイビング器材の「重さ」。
たとえば、沖縄で3ミリスーツでスチールタンクを使用した場合、華奢な方だとウェイト無しでも大丈夫ですが、水温0度の流氷ダイブなど、インナースーツを着込んだドライスーツでアルミタンクを使用した場合、体格がデカい方だと必要になるウェイトは15キロを超えることもあるんです!
足腰やバランス感覚も衰えてくるシニアダイバーの方なら、日常でも大変なのにダイビングとなると身体にいろいろと重いものを着けますので重量が気になるところですよね?
そして最近の航空会社の「預け荷物」の重量制限はかなり厳しくなってるので、高額な超過料金を支払った経験のある方にとっても重要事項。
またテクニカルダイブをする上級者であれば、水中での僅かなバランスもとても大事です。
慣れたダイバーであれば、自分の器材の重量や適正ウェイトなどは経験上わかっていますが、初心者の方であればダイバーとして知っておくべき項目です。
ここでは、ダイビング器材の重さの詳細と、体格や使用スーツ・タンク種類によって変わる適正ウェイトの目安を、わかりやすく案内しますね!
ダイビング器材の重量詳細
ダイビング器材の重さは、その種類やモデルによってもかなり差があり、またダイバーの体格により変わってきますが、
およその重量は以下となります。
重器材
- BCD 1~5kg(機種・サイズにより)
- レギュレーターSET 1~2kg( 〃 )
※BCDは水に濡れると重量が500g程増します。内部に入った水が完全に抜けてない場合も重さが増えますので、要チェックです。
軽器材
マスク・フィン・ブーツ 2~5kg(機種・サイズにより)
保護スーツ
・WETスーツ 500g~2kg(タイプ・素材・厚さ・サイズにより)
・DRYスーツ 1kg~4kg( 〃 )
※スーツも水に濡れると重量が500g程増します。ジャージ素材とくに起毛タイプて保水する生地は重くなります。
タンク&ウェイト
※10L・フル充填・バルブ込
スチールタンク 16~17kg/ウェイト0~10kg(スーツ・体格により)
アルミタンク 15~16kg/ウェイト3~12kg( 〃 )
ちなみにタンクの重さはシリンダー上部にW(ウェイト)表示されてます。それに1キロ程のバルブと、圧縮した空気(約1~2キロ)が加わるんですよ。
これで解決!ダイビング器材の重量攻略法
シニアダイバーや移動の多いダイバーが、重量の問題を解決するには以下の方法があります。
- 軽量器材の使用・・・各メーカーともトラベル用の軽量モデルあります!
- 移送は宅配便利用・・・飛行機の預け荷物制限も昨今厳しくなってます!
- 器材の運搬・装着・エキジット時の器材脱装をしてくれるサービス利用!
- ダイエット!!笑
ダイビング器材の重量の陸上と水中の比較
スキューバダイビングは、水中で浮遊感を味わえる他にはない活動です。
ただ、安全に快適に潜るには「装備」がどうしても必要で、陸上での重量は相当なものになります。
水中世界を楽しむには、潜る場所や装備また体格により、最低でも20kg~多い人・場合だと40kg以上もの総重量の器材を身に着けます。
ところが水中に入るとウェイト量調整により、陸上と比較して約1~2キロの重量増のみとなり、ダイビング中は呼吸やBCD調整にて実質プラマイゼロの無重力!
海外のビッグスポットなどにて無重力フワフワ感覚を楽しんでいると、ずっと深くに見渡す80mの水底と、見上げる20m上の水面からはシャワーの様に降り注ぐ太陽のブルーの光、そこに現れるマンタなどの大きな生き物…ダイビングの虜になる瞬間でもありますね!
そして水中から陸上へ上がった瞬間~忘れていた「重さ」がいっきに蘇り瞬時に現実世界へ引き戻されます!笑
「あ~やっぱ水中がいい!」
ダイバーが皆言うフレーズあるあるですね。笑